核について考えてみた。

戦争から73年。

 あれから73年と様々なメディアが、戦争の恐ろしさを伝える様々な番組が放送されています。

 確かに、この機会に戦争の恐ろしさ。

 非人道性や、なぜ戦争に至ることになったのか。そうして、今、私たちが何をする事ができるのか。様々なことを知る事ができます。

 今回は主要メディアが報じる核兵器禁止条約について、あえて違う視点から話を進めていきましょう。

 つまり、今回わたしは、核兵器禁止条約に反対する立場から話を進めていきます。 

 

 現在核兵器禁止条約について。

未発行。核兵器に関する条約で世界的に核をなくすための条約。

 現状ある核不拡散条約とは異なり、核兵器を増やさないから、なくす方向へとシフトする条約。

 署名国は主にブラジルやベトナムなど核とは少し離れた位置に属する国家。

アメリカなどの核保有国は署名しておらず、日本や韓国などの核の傘に守られている国も署名していない。

 では、現状どうなっているのか?

現在テレビ等では批准すべきという意見が多く聞かれます。

 理由は唯一の被爆国である日本が署名する事で世界的な効果を期待できるからだそうです。

 しかし、核兵器禁止条約を締結するべきなのでしょうか?

本当に批准していいのでしょうか?

 誤解を招かないために、わたしは虐殺主義者ではありません。

核は消せるものならこの世の中から消すべきです。

 しかし、消えない。

これは事実です。

 日本がどうこう言ったところで、核は消えない。

 これが現実なのです。

 世界第三位の経済大国がなんと言ったところで。

 核の唯一の被爆国である日本がなんと言ったところで。

 世界は相手にしません。

なぜなら、核と言うものは、敵の本拠地を一瞬にして木っ端微塵とし、世界で最も甚大なそして、非人道的な被害を生み出すのです。

 それを、第二次世界大戦で一番理解しているのは日本なのです。

 核が世界から消えるのは、核よりも優れた兵器が出た時なのです。

もう少し客観的に見て見ましょう。

 今現在中国は日本に核弾頭を向けている。と言われています。

 もし、日本が核武装をするなどと言った瞬間に、日中戦争を始める気なのかもしれません。

 

ironna.jp

 そして、北朝鮮

この国は以前から日本に向けてミサイルを発射してきた常連国です。

 最後に、忘れがちなロシア。

核を保有していて、実は日本に対して何度も領空侵犯を繰り返し、北方領土問題という問題も抱えています。

 これが、核を持っているとされる仮想敵国。(つまり、敵ではないが、軍事的衝突が想定される国)です。

 では、核を持っていない仮想敵国はどこなのか。

 最初は韓国。

竹島を勝手に自国の領土にし、ミサイル基地まで設置しています。

 そして、親日な台湾。

この国は仮想敵国に入れるには意見が分かれますが、日本と尖閣諸島問題を抱えている国でもあります。

 こうやって、客観的に情勢を見てみると、今日本がどれほど世界から侵略、攻撃を受けても不思議ではないという事がわかると思います。

 なにせ、北に行ったらロシア、西に行ったら北朝鮮、韓国、中国、台湾ですからね。(一応日本政府は北朝鮮は国とはみなしていません。)

 これで、核兵器禁止条約を締結すると、どうなるのか。

 最悪のプランとして、日米安保が崩れる可能性が少なからず存在します。

 今、北朝鮮問題でせっかく足並みを整えているところなのに、崩れてしまうかもしれないのです。

 確かに、核はなくなってほしいです。ですが、あくまでもそれは願望。なくなってほしい!だからなくなれ!といったところで、世界は核を手放しません。

 なぜ?北朝鮮を見て見ましょう。

経済力がアメリカの足元にも及ばないあんな小さな国が、核武装をしただけで、アメリカ合衆国大統領と実際に会談をできるレベルまで地位が上がっているのです。

 世界からすれば、これは。なんだ。核武装さえすれば、アメリカ様はこの国に振り向いてくれるのか!と公表していると言われても言い返せないのです。

 つまり、核をなくす。と言ったって現状無理がありすぎるし、計画性がないプランに同調するよりも、きちんと今ある枠組みを有効利用すべきだという話なのです。

 残念ながら、核は消えません

人類が今後永遠に取り組むべき課題でしょう。

 結論として日本はどうすべきなのか?

 最後に繰り返しますが、私は今回の問題をきちんと公正に書くために、テレビ等の報道もきちんと見てきました。

 被爆者であるおばあさんが、核禁止条約の締結を訴える場面も見てきました。

 大変心苦しいですが、日本が今後自身の身を守っていくのは、核をなくす。ではなく、核に守られる立場ではないと、世界と戦っていけないのです。

 確かに現制度には様々な問題があります。

 しかし、現状世界第一位の経済力、そして軍事力を誇るアメリカに守ってもらうこのやり方は今後も続けていくべきだということでこのブログを締めさせていただきます。