8月下旬~9月上旬。学生の自殺死亡者が多いこの時期に私が言いたいこと。
まずはこのデータを見てください。
これは、学生のいじめによる自殺率のグラフの抜粋です。
小学生は11月下旬。中高生は9月1日が自殺率トップだそうです。
幸い、私は自殺をするような体験はありません。
今まで、私が生きてこられているのもそういった経験がないからかもしれない。
しかし、いじめというのは身近で起きているものです。
そして、今のいじめは従来のいじめに比べて根が深い。
悪質化していると多くの人はいいます。
いじめというのは残酷なもので、被害者になるかもしれないし、加害者になるかもしれないのです。
自分がしていた何気ない行動、それが、いじめの原因になるかもしれない。
それが、いじめの恐ろしいところです。
まさに一寸先は闇。というのでしょうか。
先ほどから書いている通り、私はそんな酷い目には遭っていません。
ですが、学生時代いじめというものを見てきた人材ではいます。
いじめの怖いところは、助けられないのです。
むしろ、いじめ自体が学校や教育現場で起きることは少なく、裏で行われます。傍観者はいじめられていた事実を知るのは、事後になってしまうのです。
いじめられていた人は、交友関係もよく友達もたくさんいて、頭もよく、いじめられていなければ、将来いい学校に進み、華やかな人生が待っていたかもしれない。
しかし、いじめというのはその人の人生を大きく変えてしまうのです。
いじめられたことが直接かまたは間接的な原因となり、その人は孤立してしまう。そうして、学校にも来なくなってしまう。
いじめられたことが一種のトラウマとなり、外の人には一切関係を持ちたくなくなる。
そんな人の人生を狂わせることになるとは、いじめている段階では加害者側も思っていないはず。
決して、加害者を擁護しているわけではありません。
事実として、いじめている側の人間はいじめている状態では何も悪いと思ってないのです。
いじめている人を止める人は誰もいないのです。
それは、周りの私を含めた傍観者は誰もそこまで酷くなるとは思っていなかったから。
いじめというのは裏で行われます。
それこそ、私たちの知らない、部活動の時間。放課後。教職員もさすがに放課後や部活動の時間まで目を光らせているわけではありません。
もちろん、目の前でいじめが起きているのだとしたら止めに入るとは思いますけどね。
最初傍観者はどう思っていたか。
いじめ。
ではなく。
最初は喧嘩。だと思うのですよ。
いじめがあったというのは後になって知らされる。
事実私もそうでした。
いじめがあったと知ったのは、その人が不登校になった後。
つまり、すべてが終了した段階です。
止める、いじめる。それ以前に起きた事実を後から知らされた。
だからいじめというのは恐ろしいのです。
いじめている本人も、いじめられている側も。
そもそも、止める人材も少ない。
そうなってしまうからこそ、現状のいじめはさらに悪質化して、悪化していくのではないでしょうか。
私は、いじめというもの自体は昔からあったと思います。
それは、いじめというのは本当にちょっとしたことで起こるからです。
一昔前であれば、アニメが好き!といっただけで、周りの人から距離を置かれる時代でした。
いじめをなくすためには?
私もいじめなどこの世から根絶すべきだと思います。
しかし、現状として何も解決していない。
手口はさらに複雑化し、現状として9月になると自殺者が大量に出ています。
どんなにお偉いさんが考えたとしてもいじめというのは根絶できていないのです。
いじめられた人が身近にいたからこそ、私は声を大にして言いたい。
もし、今いじめられて学校に行きたくない。と思っているのなら。
学校に行くことが辛いと感じているのなら。
学校を休んで、家でネットでもしてみてください。
その先で知りえたものがもしかしたら自分の武器にいずれなるかもしれません。
学校。
それは、学ぶ場所であり、いじめられる場所ではありません。
そんな時は少しでも距離を置いて。
家でゆっくりしてみてください。
そうしたら、大分心も落ち着くはずです。
一度しかない人生。
少しぐらい休んでもいいじゃありませんか。
辛くなったら休んでしまえばいいのです。
休むことが、将来休んでよかったな。と思う時がきっとあるはずです。
逃げることは怖くない。
逃げてから得られるものもきっとあると私は思います。